2015年11月27日金曜日

バーグマン200 納車インプレ

前回のバーグマン購入に続いて,納車されたので,早速レビューしてみます.

展示車があったため週末に購入を決めてから,その次の週の木曜日には納車されました.

保険などの手続きも納車前に終わらせていたので,購入店から自宅まで走って帰りました.
といっても,田舎で近くに展示車がある店が無かったため20km弱の距離があります.

・エンジンの回転数
取説によると,1000kmまでは慣らし運転として4500回転までで走行しろと書いてありますが,普通にクラッチが繋がるのが6000回転くらい(4000回転くらいでも半クラ的に繋がるが,遅すぎて意味が無い)なので,厳密に守るのは不可能と判断しました.
だいたい回転数/100位の速度しか出ないので,車の流れに乗る60km/hを出すには6000位は回さないといけません.
とりあえず,慣らし期間中は車が居ない所では5000回転50km/h位にして,車が居るところでは6000回転60km/h位で走らせて見る予定です.
この段階では,全然スピードが出ないので「瞬足」感はゼロで,結構ストレスが溜まります.
さっさと1000km走ってしまって全開走行をしてみたいところです.

・車重
161kgという車重が重いのではないか心配だったのですが,実際に押したり乗ったりしてみると,十分軽かったです.
坂道を押して上るといった事をしない限りは,男性には問題が無い車重だと思います.

・車体サイズ
小型版ビッグスクーターというサイズで,車重と同じく大きすぎないかは心配でしたが,ギリギリ許容範囲内といったところでした.
まず,住んでいるアパートにある屋根付き駐輪場では,タンデムシートが少しはみ出してしまうので,雨が降ると濡れてしまいます.
これは,センタースタンドで止めているせいではあるのですが,サイドスタンドの場合はスタンドの長さが短く,車体が結構傾いて横方向に場所を取るため,スペースが広い所以外ではセンタースタンドで止めることにしました.
また,50ccのVOXに比べるとホイールベースも長いので,狭い駐輪場だと何回か余分に切り返しが必要です.
ただし,車重がそれほど重くないため,あまり苦痛には感じません.

・タイヤ
新品のタイヤである事を忘れていて,直角の角を曲がるときに車体をバンクさせたところ,丁度マンホールがあり,スリップして転倒しかけました.
新品タイヤだからスリップしただけだと信じたいのですが,タイヤが慣れてくる100km位までは,マンホールと雨は回避した方が良さそうです.

・シート
大きなタンデムシートが特徴的なバーグマンのシートですが,運転者のシートは至って普通でした.
固くもなく柔らかくもなくといった丁度良く感じます.
今後,長距離を走ったりすると感想が変わってくるとは思いますが,現時点では特に問題なしです.

・乗車姿勢
基本は前に足を投げ出すように乗るようになっています.そのおかけで,身長173cmだと窮屈ではなく,踏ん張りもききやすいです.
730mmという低シート高のおかげで,停車時の足つきが良く,両足ともべったりつきます.

・その他諸々
帰りにガソリンを入れましたが,タンクのキーキャップが2点固定に加えて少し固めなので,閉めづらかったのです.
これはすぐ慣れそうですが,最初は少し戸惑うかもしれません.

パーキングブレーキがないので,坂での停車時にブレーキを握ったままにしないといけなので少し面倒です.
バーグマン200向けの専用品は無いようなので,汎用品で使えるものがないか調べてみる予定です.

キーシャッターがないので,いたずらが少し心配です.

ハンドルがバーハンドルではないので,ナビとして使うスマホの固定にクランプバーが必要になります.
ミラーの根本につけられる事はつけられるのですが,視線をかなり落とす必要があり事故の不安があるので,そのうちクランプバーを購入する予定です.

(まとめ)
納車日のインプレになりますが,普通にスクーターとして簡単に乗れるので満足しています.
しばらくは慣らし運転のため,本来の走りやすさ等は未知ですが,現段階では大きく気になる所はありません.
細かい点で気になるところは何点かあるので,追々装備品を追加して解消していくつもりです.
1000km走行したので追加のレビュー

バーグマン200購入

バーグマン200を購入したので,それまでのいきさつをまとめました.

これまではヤマハのVOXに乗っていたのですが,田舎のため片側一車線かつ追い越し禁止ゾーンが多いという道路が多く,原付の法定速度の30km/hで走ると周りの車に迷惑をかけるか煽られるかという二択という状態でした.
そこで,車を買おうと考えたものの軽自動車でも車両代を除いて年間数十万円の維持費がかかるのがネックで,購入をためらっていました.
そこで目をつけたのが,125ccまでの原付二種か250ccまでの軽二輪で,それなら30km/h制限も無く,維持費も年間10万円以内に収まりそうということで,購入することにしました.

購入するにあたっての条件は,
  • ATのスクーター
  • メットイン容量がVOXの34L以上
  • 予算は中古車の購入に考えていた50万円まで
といったところでした.

ATのスクーター限定にしているのは,自分の性格からいってMTにすると調子に乗って事故を起こすのが確定だったのと,そもそも生活用途では積載性が低すぎるためです.

積載能力という点では,VOXが原付ながら34Lという大容量メットインを備えていて,とても便利なので,それを下回るのは嫌だったためです.

これらを満たす車種を探してみたのですが,思っていた以上に少ない事が判明しました.
  • ホンダ リード125
  • スズキ バーグマン200
なんと現行ラインナップでは2車種しかありませんでした.
中古を含めるとビッグスクーターが含まれるのですが,中古車は4輪とちがって2輪だとメンテナンスが結構必要な場合が多いという情報をみたので,新車だけに絞りました.
こうして確認してみるとVOXのメットイン容量は相当特殊なのだと改めて実感しました.
VOXの125cc版があれば,それがベストだったかもしれません.

リード125とバーグマン200の選択で悩むという人は少ないようで,たいていはPCXやマジェスティSなんかが人気で選択候補に挙がっているようです.
私の場合は,積載量が重要なので,PCXの25LとマジェスティSの32Lがネックとなって候補から外しています.

リード125の良い点・悪い点
 ○30万円くらいなので安い
 ○燃費が良い(51km/L)
 ○メットインが37L
 ○アイドリングストップがついている
 ○車重が軽い(114kg)
 ○原付を少し大きくしただけで,サイズが小さい
 △タンク容量が6L
 △シート高が760mmと少し高め
 ×見た目が原付
 ×高速や自動車専用道路は走れない

バーグマンの良い点・悪い点
 ○メットインが41L
 ○フロントボックスが6Lと11Lの2個ついている
 ○フロントボックスにシガーソケットがついている
 ○標準でロングスクリーンがついている
 ○200ccなので高速も乗れる
 ○シート高が735mmと低い
 △燃費は良くないが悪いほどでもない(30km/L)
 △車重が161kgと重いがビッグスクーターの200kg超と比べると格段に軽い
 △ビッグスクーターよりは小さいが,原付に比べるとかなり大きい
 △ビッグスクーターよりの見た目だがロングスクリーンなので,若干おっさん向け
 ×価格が50万円くらいと高い

リードは,50cc原付の大型版という位置づけのようで(原付二種なので当たり前だが),燃費が良く,取り回しもしやすく,価格も安い.
バーグマンは,ビッグスクーターの小型版という位置づけのようで,装備は若干豪華だが,重く大きく,価格も高い.
というような感じだったので最初はリードに傾いていたのですが,以外と自動車専用道路が近くに多く,車を持っていないのでファミバイ特約といった保険面でのメリットも特にないので,全部こなせるバーグマンの方が良いだろういう結論になりました.

バーグマンを購入すると決めて,まずは,実際に近所のスズキ店に見に行ってみました.
実物を確認したところ,車体は想像以上に大きくミドルスクーターというよりはビッグスクーターと言ってしまっても良いのではと思いました.
それでも隣にあったスカイウェイブ250と比べると確かに小さかったのと,なにより車重161kgは想像以上に軽かったので,これなら問題ないだとろうという結論になりました.
価格の問題も値引きがはいって乗りだしで45万円からくらいに出来るということで,当初は下見だけの予定でしたが,その場で購入を決めました.