2015年12月23日水曜日

レビュー:モーターヘッド DM-1X 防寒防水ジャケット&パンツ

バーグマン200にはロングスクリーンがついていて,足下も本体のカウルで隠れるので結構暖かいのですが,氷点下付近になってくると流石に寒いので防寒ジャケットとパンツを購入しました.

最初はコミネの冬用ジャケットを購入するつもりだったのですが,2りんかんに行ったときに上下で1万円で胸のプロテクター付きで防寒防水のジャケットが売っていたので,そちらを購入しました.

購入した物はモーターヘッド DM-1Xです.
特徴としては,

  • 防寒防水
  • 上下セットで1万円
  • ハードプロテクター(胸)とソフトプロテクター(背・肩・肘)付き
あとで分かったのですが,ワークマンのイージスと殆ど同じものでした.
違う点は,
  • イージスが6,800円,DM-1Xは9,800円と3000円高い
  • イージスはプロテクター無し,DM-1Xはプロテクター付き
  • イージスはリストガード付き,DM-1Xはリストガード無し
  • イージスはパンツが前開きタイプでアジャスター付き,DM-1Xは前開きでなくアジャスター無し
ということで,プロテクターが付いていることを除いてはイージスの方が良いです.
私は,そのうち調子に乗って転倒するだろうと思っているので,イージスではなくプロテクター付きのDM-1Xの方で正解でしょう.

ここからはDM-1Xのレビューです.

・良かった点
1.暖かい
生地の防風性能が高い事に加えて,中綿も十分に入っているので,かなり暖かいです.
氷点下付近くらいでは寒さを感じない暖かさです.
むしろ5度以上であれば,インナーの種類によっては暑いくらいです.
かなり高いハイネックなので,ヘルメットの中に差し込めてしまえて首からの風の進入は,ほぼありません.
ヘルメットにチンカーテンを付けようかと考えていましたが,このハイネックのおかけで必要なさそうです.

2.防水
防水対応なので,雨が降っても,そのまま雨具として使えて便利です.
雨の中で1時間位走行しましたが,中まで染みこんできたりすることはありませんでした.

3.プロテクター
胸は分割タイプのハードプロテクターがマジックテープで取り付けられているので,転倒時の安全性は高くなっていると思います.
胸以外の背・肩・肘はペラペラのソフトプロテクターなので,無いよりは多少マシという程度です.
他のプロテクターにも交換出来るようになっているので,背中だけコミネのSK-679のLサイズに交換しています.
背の部分は着脱用の口が狭くハードプロテクターは完全には装着できなかったので,下半分だけ差し込んで使っていますが,勝手に脱落したりはしないので得には問題は無いです.
(追記)
胸部のハードプロテクターは,チャック側のみマジックテープで固定されているため,反対側がブラブラしてしまいます.
そこで,100均で縫製用のマジックテープを買ってきて,ハードプロテクターとジャケットにそれぞれ縫い付けて,ハードプロテクターの両側を固定できるようにしました.
ついでに脊椎用のSK-679も同じようにマジックテープで上端を固定する様にしました.
効果としては,胸部,脊柱用のどちらもプロテクター固定されていない部分がブラブラして着るときに気を遣っていたのですが,全く気にせずに着られるようになりました.
マジックテープを買ってきて縫い付けるだけなので,コストも安く簡単なのでお勧めです!
(追記)
肩と肘のハードプロテクターもコミネのSK-635SK-636を追加で購入しました.
どちらもソフトプロテクターの代わりに装着は出来ましたが,内部のポケットのサイズはギリギリでした.
ジャケットのサイズによっては入り難い場合もあるかもしれませんが,SK-635とSK-636はベースがウレタンなので,その部分を切り取って調整すれば入ると思います.
肩のSK-636は装着感の問題も無かったのですが,肘のSK-635は肘周りに余裕がありすぎて,肘からずれてしまうことがあったので,転倒したときに役に立たない可能性があります.
肘と膝は足に直接装着するタイプを別途購入した方が良さそうです.

パンツ側には,プロテクターは付いていませんし,取り付けることもできません.
(追記)
パンツ側にもプロテクターを装着しました.
コミネのSK-635を胸部プロテクターと同じくマジックテープを使って取り付けました.
内部ポケットに入れている状態ではないので,若干履きにくいです.
安全性以外で良かったことが,バーグマンのナックルバイザーから膝に流れ込んできていた風に対しての防風性能が高かったことです.
膝が少し寒く感じるのが不満点だったのですが,0度くらいであれば寒く感じなくなりました.

・悪かった点
1.パンツがツルツル
パンツはおまけ程度のもので,素材がツルツルしているためバーグマンの曲線のシートでは滑って
着座位置がずれてしまいます.
バイク用のちゃんとした製品はお尻部分に滑り止めが付いていたり,素材自体が滑りにくいものだったので,もしかするとパンツだけ別途購入するかもしれません.

2.パンツにチャックとポケットが無い
パンツにチャックが無いので,トイレが面倒です.
防風という点では,風が入らないので良いのかもしれません.
また,ポケットも無いので若干不便です.

3.ジャケットのポケットが使い辛い
ジャケットのポケットは防風効果を高めるために,ファスナーに加えてマジックテープも付いているのですが,ポケットの内側の生地がマジックテープに張り付いてしまいます.
そのため,ポケットを閉めるのが,かなり大変です.

まとめ
氷点下付近の気温でも寒さを感じずに移動でき,雨具としても使え,プロテクターも付いていて,上下で1万円と安いのでお勧めです.
ただし,パンツは滑りやすくプロテクターもないので,そちらはイマイチです.

レビュー:Bluetoothインカム JF-BTHIBK

スマホをナビとして取り付けましたが(レビュー),走行中は音量を最大にしても聞き取れないのでインカムを購入しました.

といっても,他の人とツーリングに行ったりするわけではないので高機能の物はオーバースペックで予算もオーバーしていたので,適当に安い物を購入しました.

購入したのはJ-Force JF-BTHIBKです.
価格は6千円弱で,一応日本の会社が販売しているので同じ価格帯の海外から直輸入したようなものよりはマシかなという程度で選びました.

機能としては,

  • Bluetooth接続
  • ステレオイヤホンマイク付き
  • 防水(IPX6)
  • マルチボタンに加えて音量のプラス・マイナスボタン付き
  • 両面テープで面ファスナーとスピーカーをヘルメットに貼り付け
  • 本体は面ファスナーとマジックテープで着脱
  • イヤホンマイクと充電はmini-BのUSB接続
私が必要だったのはBluetooth接続で音が出ればそれで良かったので,機能上の不満は特にありません.

・良かった点
1.安い
ちゃんとしたメーカーのインカムを購入すると2~3万円しますが,5~6千円で購入できるでの後述する音質などを気にしなければお買い得です.

2.ナビ用に使うのに十分な音量
最大音量まで上げれば,高速で100km/hで走行中でも十分にナビの音声が聞き取れます.
音量の変更も本体についているプラス・マイナスボタンを押すだけなので,走行中に手探りで簡単に変更出来ます.

3.両面テープとマジックテープでの簡単な装着
ヘルメットへの面ファスナーの取り付けは両面テープで貼り付けるだけなので,挟むタイプのようにヘルメットの縁の厚みなどを気にしなくても良いです.
また,ヘルメットの曲面部分にも貼り付けられる厚手の面ファスナーも付属しているので,だいたいのヘルメットであれば装着可能だと思われます.
複数のヘルメットで使い回したいという用途には向きませんが,私はヘルメットを一つしか持っていないので特に問題ではありません.
面ファスナーと本体の着脱もマジックテープで行うので,ヘルメットを被った状態での手探りでも簡単に着脱できます.
本体をヘルメットに装着する前に,ヘルメットを被ってしまった場合でも手探りで装着できました.

4.イヤホンマイクと充電端子が共用
共用になっているので,余計な端子が無く,イヤホンマイクの接続が本体の装着と同じくヘルメットを被った状態で手探りでも行えます.

5.IPX6の防水対応なので,雨の中でも普通に使えます.
壊れるので試しては居ませんが,IPX7ではないので水没させるのは駄目だと思われます.

6.スピーカーは問題にならないサイズと厚さ
スピーカーは特段小さかったり,薄かったりということはないのですが,装着時に気にならない大きさになっています.
現在使っているモーターヘッド STEALTH(レビュー)はインカムのスピーカー用に凹みが作られているので問題なく装着出来ました.

・悪かった点
1.音質
スピーカーの音質は良くないです.
低音は殆ど出ないですし,高音はキンキンと割れる感じで鳴ります.
道交法上微妙なので運転中に音楽を聴いたりはしないのですが,その目的も考えている人には余り適していないです.

2.mini-B USBケーブル
本体付属のケーブル以外だと差し込み口が細いため刺さらない場合が多いです.
私が持っていたmini-Bのケーブルは全て刺さりませんでした.
移動先でのモバイルバッテリー等での充電を考えたときに,本体付属の1m位のケーブルを持ち歩かないといけなくなるので不便です.

3.マイク
マイクは取り外し不可です.
私はナビ用途でしか使わないので,マイクは不要なのですが取り外しできないのが若干気になります.
今の所,ヘルメットの首の後ろ側に回し込んでいて,一応邪魔になっていないので絶対駄目だというわけでもありません.

まとめ
ナビ用途で使うには十分な性能で,価格も安く,取り付けも簡単なのでお勧めです.
音楽やラジオを聴きたいといった用途の場合は,他の製品を選んだ方が良さそうです.

2015年12月7日月曜日

バーグマン200 ナックルバイザー装着

バーグマンは最初からロングスクリーンがあり,車幅もあるので,上半身や足先は寒く感じにくいですが,手は直接風に曝されるので結構寒く感じます.

私はコミネ GK-767レビュー)を使っているのですが,気温が5度を下回ってくると指先が寒くなってきます.

グリップヒーターも考えたのですが,バッテリーからの配線と取り付けが面倒だったので,まずは取り付けが簡単なナックルバイザーを試してみました.

取り付けたナックルバイザーはバーグマン200専用の旭風防のBU-01です.
汎用品であれば,もっと安い製品もあるのですが,ロングスクリーンとの相性等が心配だったので,専用品を購入しました.

ミラー部分に取り付けるだけなので,14mmスパナとプラスドライバーだけでOKです.
スマホ取り付け用クランプバーの所でも書きましたが,ミラーの取り付けには14mmスパナが必要ですが,バーグマンのメットインにある車載工具には10x12mmのスパナしか入っていません.
取り付け作業自体は簡単なので,10分程度で完了します.

取り付けた効果を確認するために,最初は片側だけを取り付けてナックルバイザーの有無を左右の手で確認してみました.
気温5度の環境で,ナックルバイザーが無い側は直ぐに寒く感じ出しましたが,有る側は全然大丈夫でした.
効果が確認できたところで,両側を装着して3時間ほど5度前後の気温の中で走行してみましたが,手が痛くなる事はありませんでした.
ナックルバイザーが邪魔でブレーキレバーが握りにくくなるということも特にありません.

風邪の抵抗が増えるのでハンドル操作に影響がでるかもしれないと心配していましたが,付ける前後で操作性の変化は特に感じませんでした.

価格は金属のマウントとプラスチックのバイザーだけのわりには1万円近くしますが,取り付けは簡単で,操作性を変える事無く防風・防寒効果があるので満足度は高いです.
防寒効果は,防風によるものなので,そもそも気温が低い場合には意味が無いかもしれません.私は寒冷地に住んでいるわけでは無いので,特に問題はありません.

と便利そうなことをアピールしていますが,最初の数日は取り付け方を間違えたまま使っていて,評価は最悪でした.
マウントとバイザー本体の固定は,ゴムのチューブの中にねじを通して圧迫することにより固定する構造になっていますが,最初に取り付けた時はゴムチューブの先端だけをマウントに差し込んだだけで良いのだと勘違いしていました.
そのため,取り付けてみるとブレーキレバーとナックルバイザーのマウントの間のクリアランスが狭くブレーキが握りにくく,マウントとナックルバイザーの固定がゴムだけなので簡単に脱落してしまいました.
どうもおかしいということで,色々試行錯誤したところ,ゴムチューブはマウントに根本まで差し込むのが正解で,そうする事でブレーキレバーとナックルバイザーのマウントの間のクリアランスも問題なくなり,勝手に脱落することもなくなりました.
この根本まで差し込むというのは,ねじを少し入れた状態でかなり強く押し込む必要があります.
説明書にも,差し込みにくい場合はそうしてくださいという風に説明があったので,きちんと見ておくべきでした.

・追記
ナックルバイザーを付けてから1ヶ月ほど使用して問題点が分かったので追記します.
当たり前の事ですが,ナックルバイザーを付けると手に当たる風は周りに流してくれるので手は寒くなくなるのですが,代わりにナックルバイザーの下側に流れた風が膝から太ももあたりを直撃します.
防風のオーバーパンツを履いていても,ほんの少しは寒さを感じます.
ただし,指に比べると太ももは冷たさを感じにくいですし,厚着もしやすいので大きな問題というわけではありません.

バーグマン200購入
バーグマン200 納車インプレ
バーグマン200 スマホでナビ
バーグマン200 パーキングブレーキ装着
1000km走行したので追加のレビュー

バーグマン200にパーキングブレーキを装着しました

バーグマン200の悪い点として,パーキングブレーキが無いという点があります.

パーキングブレーキが無いので,

  • 坂道での信号待ちでは,ずっとブレーキを握っていないといけない
  • 坂道での停車時にサイドスタンドでは転倒の恐れがあるので,センタースタンドで止めないといけない
  • 平地でも信号待ちでは追突の恐れがあるので,ブレーキを握っていないといけない
ということで,何とかパーキングブレーキを付けられないかなと考えていたところ,良さそうな製品を見つけました.


サイドスタンドでの駐車時にフロントブレーキを握ったままでロック出来るといったものです.

バーグマンで使用するときは,以下のようにすると便利に使えました.
  • リアブレーキ側に取り付ける
  • 上下を逆に取り付ける
  • 片手だけの取り付けは難しいので両手でロックする(慣れれば左手だけでロック出来る)
取り付けについては,本来は,以下の写真の様にフロント側に上から被せるようにして固定するのですが,
信号待ちで使用すると,固定するときにスロットルを回してしまって危険でした.
そのため,リアブレーキ側つまり左側に取り付けます.
もしフロント側で使いたい場合は,キルスイッチでエンジンを止めてから使わないと追突の危険があります.

また,取り付ける向きは,本来と上下逆に取り付けます.つまり下側から取り付けます.
下側から取り付けても上手く引っかかってくれて,勝手に落ちたりしないので装着したままに出来ます.
なぜ下側から取り付けるかというと,ブレーキロックを解除するときに片手でおこなえるからです.
上側からの場合は,左手でブレーキレバーを握りつつ右手で外すという操作になりますが,下側からの場合は,左手でブレーキレバーを握るだけでロックが外れるからです.
ブレーキレバーを握るだけでロックが外れにくい場合も,左手の指先で簡単にロックが外せます.

(追記)
購入当初は左手だけでのロックが難しかったのですが,ロックの繰り返しによる剛性低下と慣れで,片手だけでも簡単にロックできるようになりました.
片手でのロック方法は,ブレーキレバーを握る前に,左ハンドルの一番内側にぶら下げているブレーキロックを外側に2~3cm程ずらして,ブレーキを握り込んでから,ブレーキロックを下側から親指で押し込んでやるだけです.
流石に一瞬ではロック出来ませんが,手元を見なくても2~3秒程度でいけます.
(追記2)
最近はロック操作に慣れてきて,手元を見なくても一瞬でロック出来るようになりました.
リアブレーキ側に下側から付けたとしても,片手だけでのロックは難しいです.
これはブレーキレバーの遊びの量とも関係しているのですが,ブレーキロックができるまでレバーを握り込むのに,かなり力が必要だからです.
私は左手の握力が55~60kg位なのですが,全力に近い力で握り込まないとブレーキロックがレバーに引っかかりません.
そのため,左手は全力で握って,右手でブレーキロックを引っかけるようにしています.
もっと握力が強い人や,ブレーキレバーの遊びを大きくしたり,アジャスタブレーキレバーに変えてハンドルとブレーキレバーのクリアランスを狭くする等すれば,左手だけでもロックできると思います.

使った感想としては,やはり坂道での停車では両手を離せるので便利です.
ただし,ロックの開始と解除にコツがいるので,最初のうちは安全なところで練習をして確実に開始と解除が出来るようになってから路上で使うようにした方が良いです.
私の場合は,ロック開始時に誤ってクラクションを鳴らしてしまったり,信号が青になったときに解除が間に合わず発信が遅れてひやひやしたことが何度かありました.

バーグマン200 スマホでナビ

バーグマンにスマホをマウントしてナビとして使うことにしました.

もともと原付のVOXの時にロードバイク用のTopeakのスマートフォン ドライバッグ 4"を使っていたので,そのまま流用することにしました.

問題は,VOXはバーハンドルなので問題なく取り付けが可能だったのですが,バーグマンはプラスチックのカバーでハンドルが覆われているため同じ方法では取り付けられません.

最初は,ミラーの根本に装着してみました.
固定はされるのですが,角度調整が出来ないことと,メーターから離れるので目線の移動量が増えて危ないということで,クランプバーを取り付ける事にしました.

取り付けたクランプバーは,ハリケーンのクランプバーです.

クランプバーの種類は色々あったのですが,T字型は角度の調整が難しく,両側ミラーをつなぐタイプは大きすぎるのとメーターの邪魔になる心配があったので,L字型のハリケーンのものを選択しました.

L型の中心部分は回転するようになっているので,細かい調整が可能です.
私は右側のミラーにマウントして,スマホが丁度メーター類の横に見える位置に設置しました.
取り付けはミラーマウントなので特段難しいことはありません.
ただし,バーグマンのメットインに入っている車載工具のスパナは10x12mmのみなのに対し,ミラーのナットは14mmなので別途レンチを用意する必要があります.

普段使っているスマホは,富士通のARROWS NX F-05Fなのですが,GPSを使うと直ぐに高温になって動作しなくなるため,ナビ用のスマホは古いXperia SX SO-05Dを使っています.
古いスマホのため,SIMカードが無くネットに接続出来ないためオフラインでの使用になります.
Googleマップ等はオンラインで無いと使えないので,オフラインで使えるMapFan 2015を使っています.
AndroidのMapFanは,Googleマップと違って地図の更新は行われませんが,毎年新しいバージョンが出ていて,発売当初はキャンペーンで格安で買えるので毎年購入しています.
もちろんMapFanのオフライン利用のデメリットもあって,GPSのみでの位置測定になるので,WiFiやモバイルネットワークを利用した測定精度の高精度化は出来ません.
そのため,時々位置測定に失敗して,変なリルートを始める事があります.

オフラインで使える事のメリットは,モバイルデータ通信やWi-FiをOFFにしてしまえるので,古いスマホでもバッテリーの消費を押さえて長く使えることです.
SO-05Dでも約3~4時間くらいは連続で使えます.
今の所,ロングツーリング等はしていないため3時間も動作すれば十分で,走行中はスマホの充電はしていません.
もしバッテリーが切れた場合でも,古いスマホでバッテリー交換が可能なので,スペアのバッテリーを携帯して交換するつもりです.

走行状態では音量最大でもナビの音声は聞こえないので,Bluetooth接続のインカムを使っています(レビュー

2015年12月1日火曜日

レビュー:コミネ GK-767 プロテクトウインターグローブ イーデオ

これまでは原付だったので,グローブに大したプロテクターは必要ないだろうということで,プロテクター無しのコミネのGK-122 ストレッチメッシュグローブ ルーチェを使っていました.
バーグマンに乗り換えたので,さすがにプロテクター付きにしようということで,コミネのGK-767 プロテクトウインターグローブ イーデオを購入しました.

購入時の条件は,

  • ナックルガード,フィンガーガード,パームスライドがついている
  • 冬場でも使える
  • ロングタイプ
  • 透湿防水
  • 予算は8千円くらいまで
と決めて,コミネのなかではGK-767が良さそうでだったので,他のメーカーは特に調べずに購入を決めました.

というわけで,ここからレビューになります.

プロテクターは全てプラスチックなのでカーボンと比べると弱そうですが,無茶苦茶飛ばしたりするわけではないので,私が使う上では十分防御してくれるでしょう.

ロンググローブですが,装着は簡単で,スーパーフィット製法というだけあってフィット感も十分です.
上着の袖をロング部分に入れてしまえるので,すきま風が入ってこなくて快適です.

使い始めた当初は,パームスライダーがハンドルグリップに当たるのが気になりましたが,1週間くらいで慣れて気にならなくなりました.

雨天時にも何回か使ってみましたが,防水性能は十分あり,30分程度の運転では中まで水が染みこんでくる事はありませんでした.

ウインターグローブですが,操作性を上げるために中綿の量は減らされていて,気温が5度を下回ると指先が冷たく感じました.
今の所,指先が痛くなるまでにはなっていないですが,本格的な冬シーズンに向けて,インナーグローブか,バーグマン自体にナックルバイザーを準備することを検討しています.

製品HPにはshield wiperと簡単にしか触れられていませんが,右手の親指に雨天時のヘルメットシールドを拭くためのワイパーがついています.
雨天時に試してみましたが,多少は水滴を落とせますが過度な期待はしない方が良いです.

また,ロング部分に貼り付けられているラバーシールらしきものが使用数日で剥がれました.
ただの装飾で機能上は問題が無いと思いますが,他の重要な部分も剥がれたり解れたりしないか心配になります.

レビュー:モーターヘッド STEALTH(ステルス)

これまで使っていたヘルメットは,VOXのメットインスペースの高さの問題で半ヘルだったのですが,バーグマンに乗り換えるにあたって半ヘルはまずいので,ヘルメットも新調することにしました.

購入する条件としては,

  • インナーバイザー付き
  • ジェットタイプ
  • 予算は2万円まで
ということで,最初はOGK ASAGIワイズギア YJ-17を購入予定でした.
さすがにヘルメットはサイズを適当に決めてネット購入というわけにはいかないので,近くの2りんかんまで試着に行きました.
購入予定の二つを試着してみたところ,ASAGIは特に問題なかったのですが,YJ-17は頬の部分の圧迫が強くイマイチでした.

他も一応見ておくかという事でヘルメットコーナーをうろついていたところ,フルフェイス風にもなるジェットヘルメットという怪しげなものが見つけ,セール中で17800円と安かったので購入してしまいました.

というわけで,モーターヘッド STEALTHのレビューです.
特徴としては,
  • インナーバーザー付き
  • ジェットタイプ
  • チンガードが着脱可能
となっていて,チンガードが簡単に着脱できるようになっています.
システムヘルメットとの違いとしては,システムはチンガードとシールドが一体になっているのに対して,こちらはチンガードとシールドは繋がっておらず,ヘルメット本体の顎の横部分に差し込むことで装着できるようになっています.
ただし,チンガードといっても細いプラスチックのレール3本で差し込んでいるだけなので,事故時の防御性能は殆ど無く,おそらく衝撃時に折れてしまうと予想されます.
風の巻き込みに対しては,ある程度効果はあり寒さ対策にはなりますが,完全に遮断出来るわけではないので,自作で適当にチンカーテンでも付けてみようかと考えています.

インナーバイザーは,明るめのスモークですが,日中の眩しさは十分に低減してくれます.
遮光はそれほど強くないので,トンネルや夜間の市街地程度であれば視界を遮られるということはありませんでした.
インナーバイザーのON/OFFは,スイッチ式になっていて他のメーカーのスライド式に比べると操作性は良くないです.
スイッチとバネを組み合わせて切り替えを行う構造の様で,ONにするときにはスイッチを結構強めに押す必要があり,慣れるまでは瞬時にONにすることが難しいかったです.
逆にOFFにするときはバネの力でもどすだけなので,スイッチは軽めに押すだけで動作します.
SHOEIのGT-airやWINSのFF-Comfortのようなスライドタイプと比べると,操作性は悪いです.
特にGT-airはスルスル動くので結構羨ましいです.

HPでは大型インテークとリアアウトレットで熱気を排除と書かれていますが,あまり機能しているようには感じません.
実際,秋口の気温でもシールドが曇ってしまうため,信号で止まる度にシールドを上げ下げして対応しています.
STEALTHは,ピンロックシートには対応していないので,曇り止め用のシートかケミカルを追加で購入して対応する必要がありそうです.
もしかすると,夏場は結構蒸れるかもしれません.
(追記)
インテークが機能していないというのは,一部誤解でした.
正確には,バーグマンのように体を起こして乗る車体の場合は機能しませんが,前傾姿勢の場合は機能します.
機能した場合は,2カ所のインテークから十分な風が流れ込んできます.
高速でしか試していないので予想ですが,夏場でも蒸れなさそうな風量はありそうです.
インテークの 位置が丁度ヘルメット前後の中間位置あたりなので,乗車姿勢によって前よりになれば機能して,後ろ寄りになると頭の上方に風が流れてしまってインテークに入らないようです.
他のヘルメットのインテーク位置と比べたところ,殆どのヘルメットのインテーク位置はヘルメット前方に付いているので,このヘルメット特有の問題のようです.
OEM元のLS2 AUTOBAHNと同じ物かと思っていましたが,インテークの位置がAUTOBAHNは前よりになっていたので,モーターヘッドがデザインを改良するためにわざわざ機能改悪してしまったということになります.

ちなみに,モーターヘッドというのは2りんかんのプライベートブランドですが,実際に製作までやっているわけではなく,ヘルメットはMHRのOEM品のようです.このSTEALTHもLS2 AUTOBAHNと同じもので,値段はSTEALTHの方が安くなっています.

追記
インカムを購入して装着しましたが(レビュー),ヘルメットの耳の部分にインカムのスピーカー用の凹みが有るため簡単に取り付けられました.

追記2
シールドの曇り改善のためにWINSの曇りどめシートを購入しました(レビュー