STEALTHの問題点は
- 五月蠅い
- 重い
- 大きい
- ベンチレーションが効かない
- シールドが曇りやすい
- ジェットなので安全性が心配
探す上で一点悩んだのが,インナーバイザーはあった方が良かったのですが,そうすると小さいヘルメットではなくなるので,どちらを優先させるかという点です.
高速を使って出かけるのは2ヶ月に一度程度なので,その時だけスモークシールドにするかサングラスをすることで対応すれば良いだろうということで,インナーバイザーは諦めることにしました.
STEALTHの安かろう悪かろうを反省して,OGK,SHOEI,ARAIの中位~上位の物に絞って選ぶことにしました.
まず,外れたのがARAIで,理由はデザインが好みではなかっただけです.
安全性やコンパクトさは魅力的だったのですが,どの製品も丸い感じなのがイマイチに感じました.
また,スネル規格を通すために若干重めというのもマイナスポイントでした.
私の場合は,基本安全運転で無茶苦茶飛ばしたりはしないので,安全性はそこまで高くなくても良いかなという判断です.
OGKとSHOEIで悩みましたが,SHOEIの方が静音という点をアピールしていたので,SHOEIから選択する事にしました.
フルフェイスの選択肢としては三種類あり,どのモデルも私の購入条件をだいたい満たしていて,それぞれの違いは
- QWEST: 一番安い.大きさは普通.重さ1425g(M)
- Z-7: QWESTより1万円くらい高い.条件は全て満たしている.重さ1358g(M)
- GT-Air: 一番高い.インナーバイザーが付いているが大きく重い.重さ1505g(M)
後は実店舗で製品を直接見て決めることにしました.
もちろんネットで買う方が安いので,実店舗で試着してサイズを確認してネットで買う事も考えたのですが,せっかくなのでフィッティングサービスを実店舗で受けることにしました.
実店舗でフィッティングサービスを受ける上で,無料フィッティングに対応している店舗は結構見かけていたので,どこも一緒なのかと思っていたのですがSHOEI公認+専門のサービスを提供している店舗は限られているという事が今回調べてみて分かりました.
SHOEIの場合は,アドバイザリースタッフがいる”テクニカルショップ”と”Personal Fitting System”を提供している店舗があり,せっかくなので両方に対応している店舗に行くことにしました.
普段は近所の店に行っていたのですが,両方に対応している店舗が近くになかったので片道1時間ほどかけて出かけてきました.
普段いっている店と違って,テクニカルショップ+Personal fitting system提供の店というだけあって,ヘルメットが単に棚に並べられているだけでなく,担当の店員が1人常駐していて,フィッティングサービス用に広めのスペースが取られていました.
QWESTとZ-7を比べてみたのですが,Z-7の方が小さくて,エアロ形状も気に入ったのでZ-7にすることにしました.
Z-7の場合はフォトクロミックシールドという太陽光によって自動調光してくれるというシールドに対応している事がわかったので,インナーバイザーがないという欠点にも対応出来ることがわかりました.
残念ながら在庫切れであったことと,価格が1万5千円する上に2年ほどで効果が切れて単なるクリアシールドになってしまうということなので,購入は保留することにしました.
Z-7を購入することに決めたので,Personal fitting systemで調整してもらうことにしました.
SHOEIのHPでは新規ヘルメット購入者が対象となっていましたが,買ってから調整してもらうわけではなくて,Personal fitting systemで調整を試した後に購入するかどうかを決めることが出来るようです.
測定内容は,頭の周長,前後長,左右長,頭頂部の高さの4種類です.
4種類ですが,前後長と左右長をはかる時に一緒に測定されているので,測定自体は3回で終わります.
測定後にシステムに測定値を入力して数分後に結果が分かりました.
頭はデカい方なのかと思っていたのですが,ジャストサイズはSサイズで,その場合は調整不要で,推奨サイズはMサイズで,その場合はスポンジでの調整が入るということでした.
Sサイズは入るわけがないだろうと思ったのですが,被ってみたところ,入り口付近は結構きつかったのですが,被ってしまえばピッタリでした.
店員さんもSサイズが入ったのには少しびっくりしていたので,面長で顔自体は大きいけれど細いのでヘルメットのサイズは実は小さいという事みたいです.
推奨のMサイズ+スポンジで調整を被ってみたところ,Sサイズと違って被りづらいということもなく,頭にピッタリフィットもしているので,こちらで購入することにしました.
調整は,前後と頭頂部は厚めのスポンジで,左右は薄めのスポンジということで,左右は張っているけれど前後は細いという結果に合わせた物でした.
確かに今被っているヘルメットは目の位置がシールド上端付近に来ているのが気になって居たので,それは頭頂部が低いせいだということが分かりました.
また,今のヘルメットでは,まれにおでこが痛くなることがあり,これはおでこがデカいせいだと思っていたのですが,実は逆で,頭の前後長が短いせいでヘルメット加重の前後バランスが悪く,前側だけに偏っていることから来る痛みだということが分かりました.
Personal fitting systemでの調整が終わり,このタイミングで購入するかどうかを確認されました.
Sサイズであればジャストサイズで調整不要なのでネット購入でも良かったのですが,Mサイズ+調製だったので,その場で購入することにしました.
カラー選択は,珍しい色の方が面白いかなということでブリリアントイエローにしました.
ところが,ブリリアントイエローのMサイズは在庫切れとのことでした.
他の色にすることも考えたのですが,グラフィックモデルはプラス7~8千円と高いので却下になり, 他のソリッドカラーは普通の白,黒,灰色なので,後で後悔するのも嫌なので取り寄せてもらうことにしました.
本当は帰りに試してみたいと思っていたので,残念でした.
・まとめ
まだ被って走行した訳ではないので, 実際の効果は分かりませんが,Personal fitting systemは,かなり良いと感じたサービスでした.
Z-7の場合はネットでの価格と実店舗での価格が4~5千円くらいは違うので,Personal fitting systemがそれくらいの値段だと考えることになりますが,私の場合は,十分にその価値があると思いました.
ヘルメットのサイズ目安は頭の周囲長しか載っていないことが大半なので,頭の形によっては周囲長以外の部分が合わないということが発生してしまいますし,フィットしていると思っていても私のように実はフィットしていなかったということもあります.
そういった問題が起きなくて,自分にピッタリフィットするヘルメットになるというのは素晴らしいです.
ネットのレビューでも,高額なヘルメットなのに被っていて頭が痛くなったというようなものを良く見かけるので,5千円けちって博打を打つよりも,5千円払って自分にピッタリの物を買う方が良いですね.
追記
実店舗での購入直後にamazonでの価格がMサイズのイエローだけ2万7千円に値下がりしたので複雑な心境です.
他の色やサイズは3万3千~4千円のままなので,ピンポイントに私が買ったサイズ・色だけ安くなりました.
Personal fitting systemに1万円位払ったと考えると結構高いですが,自分専用のヘルメットになったということで納得することにします.
Z-7のレビューとPersonal fitting systemの効果については,取り寄せられてから書くことにします.